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膵臓のふたつの役割 膵臓がん
~早期発見が難しく、進行しやすいがんを正しく知る ~


  膵臓がんによる死亡者数は年間4万人以上に上り、胃がんを超えて3番目の多さとなっています。
また加齢がリスク要因なため、高齢者社会を迎える中で患者数は増加傾向にあります。

●膵臓のふたつの役割

 膵臓(すいぞう)は、お腹の奥にある、約15~20mの臓器です。
膵臓には、重要な役割がふたつあります。
ひとつは、膵液という消化液を生成して「膵管」を通して十二指腸へ送り、腸による消化・吸収を 助ける役割です。
もうひとつは、膵臓にあるランゲルハンス島という細胞から、インスリンをはじめとする、血糖値 をコントロールするホルモンを分泌して、身体に必要なエネルギーを各細胞が産生するのを調整しま す。

●扉臓がんの特徴と症状

  脈臓がんの90%以上は、膵管にできるがん細胞によって発症します。
このため、「膵管がん」とも呼ばれています。
脈臓がんは発症しても初期には、食欲不振などを除いて、自覚症状はほとんどありません。
また、膵臓が胃の裏側(身体の奥)にあることから、がんを発見しにくいという特徴もあります。
膵臓がんが進行すると、がんの浸潤(周囲への広がり)が起こり、神経が刺激されることで、みぞおちや背中、腰などに強い痛みが生じます。
また肝臓がんの進行によって、皮膚や目が黄色くなる「黄疸」が現われることもあります。
これは、膵管と合流する胆管の流れががんによって阻害され、胆汁が血液中に溢れることによります。
そのほかにも、膵臓の機能低下による糖尿病の発症・悪化。急激な体重の減少といったこともあげ られています。

●悪性度が高い理由

 膵臓がんは、発見が遅れがちになるだけでなく、ほかの臓器に転移しやすいという性質があります。
 膵臓の周囲は、血管やリンパ節が多く存在するため、これらからがん細胞が入り込み、肝臓や肺、 腹膜などへの転移が起こります。
 がんの発見が遅れがちのうえ、初期の段階からがん細胞が浸潤して転移しやすいこれらのこと から、膵臓がんは悪性度の高いがんとなっています。

●おもなリスク要因

膵臓がん イラスト    膵臓がんの発症原因は完全には明らかになっていませんが、いくつかの重要なリスク要因はわかっ ています。
○加齢・・・60歳から患者数が増え始め、80歳代でも増加が見られる。
○慢性膵炎・・・長期にわたる過度の飲酒などで膵液が過剰に分泌されると、膵臓自体を消化して炎症が起こる。
慢性化するとがんのリスクが高まる。脂質の多い食事を習慣的に摂ることもリスク要因に。
○膵管内乳頭粘液性腫瘍・・・膵管のなかにできる、ポリープ状の腫瘍。膵臓の中心を通る太い膵管は、とくにがんになるリスクが高い。

●予防と早期発見のために

 膵臓がんに限らずがん予防では、過度の飲酒、喫煙、糖分や脂肪分の過剰摂取、肥満、といった生活習慣と関連する要因を見直すことが必要になります。
膵臓がんを早期発見するためには検査や検診が重要になりますが、地方自治体が実施しているがん検診には、膵臓がんは含まれていません。
ですが、医療機関や人間ドックで検査・検診を受けることはできます。
気になる症状がある方は、かかりつけ医に相談してください。


生活ほっとニュース 生活ほっとニュース  ~モーニングアタック~

モーニングアタック イラスト

   くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状が、朝起きたときに強くでるこうした状態は、「モーニングアタック」と呼ばれています。
原因としては、

 ①アレルギー性鼻炎 

②血管運動性鼻炎 

のふたつがあげられます。


 ①アレルギー性鼻炎「ハウスダスト(花粉)」 ハウスダストのうち「花粉」による影響は大きく、花粉症を患っている方の約3~4割の人が、「朝がつらい」と感じているようです。
気づかないうちに室内に持ち込まれた花粉を、寝ている間に吸ってしまうこと。
布団や床の うえの花粉が、起床時の動作で空中に舞うことが、モーニングアタックヘとつながります。
②血管運動性鼻炎
血管運動性鼻炎は、自律神経の働きの乱れで起こると考えられています。
寝ている間は副交感神経が優位になり、血管が拡張します。起床時には交感神経が働き、血管は収縮します。
このバランスが乱れると、鼻の粘膜が腫れて敏感になり、鼻炎症状を引き起こします。
モーニングアタックで悩んでおられる方は、耳鼻咽喉科を受診して相談してください。
抗アレルギー薬や点鼻薬による薬物療法、免疫療法による体質改善、鼻粘膜へのレーザー手術など、適切な治療を受けることで症状が改善されます。


資料提供:メディカルライフ教育出版