~七点八倒するほどの激しい痛み~
尿管結石は、突然の激しい痛みに襲われるだけでなく、再発率が非常に高い病気です。
腎臓(血液から不純物を取り除き尿を作られ)→尿管(腎臓でつくられた尿を膀胱へ運ぶ)→膀胱(尿を溜めておく袋)→尿道(尿を排泄する道)という順番で、尿は作られ、体外へと排出されます。
この尿の通り道は、尿路と呼ばれています。 そして、尿路に石のような固まり(結石)ができることを、「尿路結石」といいます。
尿路結石のなかでも、耐えられないほどの激痛が生じるのが、「尿管結石」です。
尿管結石による激痛は、腎臓でできた結石が尿管で詰まることで起こります。
尿管結石によって尿の流れが阻害されると、腎臓内の圧力が高まります。
さらに腎臓や尿管の壁が引き伸ばされ、神経が強く刺激されることで、背中から腰、脇腹、下腹部、太ももの付け根といった箇所に、突然、波のように繰り返す激しい痛み(痛痛)が襲います。
尿管結石では疝痛のほかに、血尿、発熱、吐き気といった症状も見られます。
尿管結石の診断はおもに、背中や脇腹の激しい痛みなど典型的な症状の確認、血尿が生じていないかを調べる尿検査、結石の大きさや筒所を調べるCT検査によって行なわれます。
尿管結石では、次のような治療法が代表的です。
・保存療法 結石が5mm以下の場合、鎮痛薬で痛みを抑えながら、水分を多く摂ることで、結石を尿とともに排出します。
・体外衝撃波破砕術 結石がやや大きい場合、身体の外から衝撃波を当てることで石を細かく砕き、尿とともにに排出します。
・内視鏡手術 結石が大きい、あるいは体外衝撃波破砕術では治療が難しい場合、細い内視鏡を尿道から入れてレーザーで砕き、結石を取り出すか、自然に排出させます。
(尿管石器を含む)尿路結石においては、5年以内に約50%、10年以内では約80%と再発率が非常に高くなっています。
再発予防のためには、食事療法と適度な水分補給に取り組む必要があります。
・食事療法 結石でもっともできやすいものは、シュウ酸とカルシウムが結品化したシュウ酸カルシウム結石です。
シュウ酸を多く含む食品(ホウレン草、タケノコ、コーヒー、紅茶など)の摂取を控えることが大事になります。
尿路結石ではかつて、カルシウムの摂取を控えるとされていました。
しかしカルシウムをしっかり摂ることで、カルシウムと腸内で結びついたシュウ酸が便として排泄されるため、尿中のシュウ酸が増えないことがわかってきました。
カルシウム600mg(一目の推奨摂取量)以上を摂るようにしましょう。
また、動物性たんぱく質・動物性脂肪の過剰摂取は、結石ができやすくなるので注意が必要です。
・水分補給 食事以外に、一日2L以上の水分摂取が推奨されています。
車を運転される方は、車の前や後ろに貼られた標識(マーク)を見たことがあると思いま
す。
車に貼られる標識は、おもに4つあります。
【初心運転者標識】 替通自動車(軽自動車を含む)か準中型自動車の免許取得後、1年未満のドライバーに表示の義務があります。
【高齢運転者標識】 現在は4つ葉のクローバーのものが多く見られます。
普通白動車(軽自動車を含む)を運転
す70歳以ヒの人が表示することが、努力義務となっています。
【聴覚障害者表紙】 丸形の緑地に黄色いチョウがあしらわれたマークです。
聴覚障害のある方で、普通自動車
(軽自動車を含む)に対応した免許を保有している人は、マークを標示する義務があります。
【身体障害者標識】 丸形の青地に白のクローバーが描かれているマークです。
身体に不自山がある方で、普通自
動車(軽自動車を含む)に対応した免許を保有している方がつけます。
標示するのは努力義務
となっています。
ご自身の条件に該当するこれらのマークを標示することで、相手の運転手に注意を促すこと
がきます。
逆に、車を運転していてこれらのマークをつけている車を見たら、思いやりのある運転をお
願いします。
幅寄せや割り込みなどの危険な行為は道路交通法となり、反則金や違反点数が科されること
があります。
資料提供:メディカルライフ教育出版