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高尿酸血症


推定患者数が1000万人をこえる!?

風が吹くように繰り返し激痛に襲われる、痛風。 その原因となっているのが、「高尿酸血症」です。 高尿酸値血症は、痛風以外にも、さまざまな重篤な 病気を引き起こす原因となっています。

●尿酸が増える原因

「プリン体」と聞くと、身体に悪い物というイメージがありますが、これ自体は細胞の核に含まれるもので生命活動に必須なものです。プリン体は新陳代謝によって分解され、「尿酸」となります。本来であれば、身体のなかの尿酸値は一定になるように調整されます。しかし、尿酸の排泄がうまくいかなかったり、体内で尿酸をつくりすぎてしまう体質の方は、尿酸値が高くなってしまいます。

●高尿酸血症を放置しない
痛風

尿酸値は、健康診断の項目に含まれているのでチェックしてみてください。血液中の尿酸値が、7㎎/㎗を超えると、高尿酸血症と診断されます。高尿酸血症を放置すると、尿酸の固まり(尿酸塩)が関節や皮下組織に溜まって「痛風」になったり、尿管に溜まって激痛をもたらす「尿路結石」の原因にもなります。それ以外にも尿酸の固まりは、内臓を含めさまざまな部位に溜まり、重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。

●高尿酸血症を予防するには

尿酸値は6㎎/㎗以下にコントロールすることが望ましく、そのためには生活習慣の改善が必要です。とくに、多量の飲酒を習慣にしている方は注意してください。アルコールは、ATPと呼ばれる物質の分解を進め、結果としてプリン体を増やします。また、アルコールの過剰摂取は腎臓の機能低下を引き起こし、尿酸の排泄に悪影響を及ぼします。

プリン体を多く含む食品
●プリン体のほとんどは体内で作られる

「プリン体カット」をセールスポイントにした商品があります。ですがプリン体は、食事や飲み物から摂取する量より、体内で合成される量のほうが、ずっと多くなっています。 アルコールの摂取量を控えてプリン体の過剰摂取を意識的に 抑えることも大切ですが、それだけでは、不十分だと考えられます。

●合併症を引き起こす前に

30~40歳代男性の3割が高尿酸血症だとも言われています。また、「尿酸値が10㎎/㎗を超えると、痛風の発症率は尿酸値が6㎎/㎗以下の方と比べて、60倍との調査もあります。まずは健康診断や尿検査を受けることで、ご自身の尿酸値を把握してください。尿酸値が7㎎/㎗を超えている方は、至急、かかりつけ医に相談するか、内科を受診するようにしましよう。高尿酸値血症を引き起こす原因 には、体質も関係しています。生活習慣の改善だけでは尿酸値が低くならない場合は、尿酸降下薬の服用による薬物療法が行なわれます。


生活ほっとニュース~成人年齢が18歳に

4月から、成人年齢が18歳に引き下げられます。このことで混乱が生じないように、いくつか注意が呼びかけられています。まず、喫煙や飲酒に関しては、これまでと同様20歳からになっています。これは、健康面の影響や非行防止への配慮からです。また、競馬や競輪、競艇といった公営ギャンブルも20歳までは できません。 とくに重要なのは、契約に関する注意です。未成年者が何らかの契約を交 わすには、親の同意が必要です。親の同意を得ずに未成年者が契約をした場合には、民法の「未成年者取消権」によって、その契約を取り消すことができます。4月以降18歳になる方には、この法律による保護がなくなります。このため、新成人が内容をよく考慮しないまま契約書にサインしてしまうことで、深刻な消費者トラブルに巻き込まれる危険があります。とくに、彼らを狙っている悪徳業者が存在している点は、非常に気がかりです。 18歳になったばかりであれば、収入を得る手段がない方がほとんどでしょう。消費者トラブルに遭わないように契約に関する知識を身につけると同時に、契約の前に親や誰かに相談することが大切です。また消費者庁が設置している、消費者ホットライン「188 (いやや)」を覚えておいてください。困ったときは電話で相談することができます。

資料提供:メディカルライフ教育出版