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熱中症を防いで救急医療体制を守る!


新型コロナウイルス感染症の拡大が続くなかで、救急医療体制の維持という ことが、大きな課題となっています。熱中症を予防することは、この問題に 対する非常に重要な鍵となっています。

●熱中症を防ぐにには?

熱中症を防ぐためには、まずはこまめな水分補給を行なってください。のどに渇きを感じたときはすでに、体内の水分は不足しています。成人の平均的な水分の摂取量は、2500Cとされています。ただ、その半分程度は食事からも摂取しています。このため、飲料からは、およそ1500Cの摂取が目安になります。

●熱中症どんなときに、どんな人に?

熱中症は、高温多湿の環境下で起こりやすくなります。炎天下で運動や肉体労働をしたときに熱中症は起こる傾向があります。しかし、室内で安静にしていても熱中 症になることがあるので、屋内外問わず注意が必要です。熱中症で救急搬送された人を年 齢別でみると、65歳以上の方が約半数を占めています。これは、加齢とともに、のどの渇きや暑さに対する感覚が鈍ることや発汗機能が衰えることと関係しています。

熱中症 図
●熱中症と新型コロナウイルス感染症対策

新型コロナウイルスの感染症対 策として国民全体で取り組んでいる、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、3密(密集・密接・密閉)を避ける、といったことのなかには、熱中症のリスクになりかねないものがある一方、二つに共通する対策があります。 (マスク)
新型コロナウイルス感染症対策として、マスクの着用は有効ですが、熱中症のリスクにもなります。そこで、マスクの着用時には次の点に注意しましよう。
①屋外において、ソーシャルディスタンスが確保できる場合は、マスクを外して休憩する。 ②マスクをしているとのどの渇きが感じにくくなるので、定期的な水分補給を心掛ける。 ③マスクを着用しているときは、強い呼吸負荷のかかる運動や作業を避ける。
(室内の密閉)
室内で熱中症になった人のうち9割の人が、エアコンを使用していなかったというデータがあります。熱中症対策にエアコンの使用は欠かせません。しかし、エアコンを使用してい るときに起こりやすいのが、室内の「密閉」です。エアコンには換気機能ないことが多く、空気の循環が阻害されがちです。定期的に換気扇を回したり、窓を開けたりするようにしま しょう。
(体調不良)
新型コロナウイルス感染症と熱中症、どちらを防ぐためにも体調不良のときは、外出を避けるようにしましよう。平熱を把握し、体温の変化に注意を向けることは、新型コロナウ イルス感染症と熱中症のどちらに対しても、有効な健康管理法です。

●救急医療体制を守る

急な症状の悪化が見られ、救急搬送が必要となる熱中症を防ぐことは、救急医療体制だけでなく、多くの人を命の危険から守ることにつながります。ぜひ、一人ひとりが、熱中対策に取り組んでいただくことをお願いします。


生活ほっとニュース~PCR検査

 新型コロナウイルス感染症の流行以来、PCR検査という言葉を聞かない日はありません。PCR検査のもとになっているPCR法というのは、サンプルに存在する特定のDNAを短時間で増幅させる技術で、1980年代に開発されました。採取したサンプルに新型コロナウイルスの(RNAを反転させた)DNAが増幅されれば陽 性。増幅されなければ、陰性となります。PCR検査の正確度に関しては、約70%とされています。これは検査のためのサンプルを採取した条件によって検査に影響 がでるためです。ただ現在のところは、新型コロナウイルスに対して、PCR検査がもっとも性格度が高い検査法とされて採用されたいます。PCR検査というと、鼻から棒を入れて検査をしているのを映像でよく見ます。当初は鼻から喉に棒を入れてサンプルを採取していましたが、現在は、小鼻の粘膜から採取したサンプルを検査に使う方法が主流となっています。このため検査を受ける際の安全性と快適性が向上し ています。また、PCR検査には、唾液をサンプルとして採取して使うこともできます。 ただしこちらは言採取したサンプルが検査に使えるのが「発症から9日以内」と期間が限られています。この期間をすぎると検査の正確度が落ちてしまうためです。PCR検 査には健康保険が適用されます。

資料提供:メディカルライフ教育出版