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動脈硬化をもたらす最大の原因!脂質異常症


三大生活習慣病のうち、糖尿病は、甘い物(糖分)の摂り過ぎが原因で、失明や手足の切断といった危険があること。高血圧であれば塩分の摂りすぎが原因で、脳や心臓疾患で死亡する恐れがあることなどがすぐに思い浮かびます。では脂質異常症はどうでしょうか?

★脂質異常症と動脈硬化

脂質異常症は、血液中の脂質が増え過ぎた状態のことです。 血液中の脂質が増え過ぎると、脂質の一種であるコレステロールが、血管の壁に溜まり動脈硬化を引き起こします。この動脈硬化は、「粥状(じゅくじょう)動脈硬化」とよばれ、実は、動脈硬化のほとんどはこのタイプです。 つまり、脂質異常症は、動脈硬化を引き起こすもっとも大きな原 因となっている病気なのです。そ して動脈硬化は、脳梗塞や脳出血、 心筋梗塞、狭心症といった、死亡 や重篤な後遺症につながる病気を 引き起こします。内反捻挫 イラスト

★脂質異常症の原因は?

脂質異常症の原因としてあげられているのは、食事から摂る脂肪の過剰摂取です。また、摂取する「脂肪の質」にも目を向ける必要があります。 脂肪を多く含む食品の摂取を控 えて、なおかつ、動物性の脂肪ではなく、なるべく魚介類や植物から採られる脂を摂取することが理想です。 では、どのぐらいの量の脂肪が過剰摂取にあたるのかこの点に関して厚生労働省は明確な基準を設けていません。 これはなぜかというと、脂肪の適切な摂取量は、人によって大きく変わってくるからです。この点には十分注意しましよう。

★食事だけが原因ではない?

血中の脂肪のうち、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪この三つのうち、どれか一つでも数値に異常があると、(他の病気との関連なども考慮したうえで)脂質異常症と診断されます。 LDLコレステロール、HDLコレステロールは、食事から摂取する量よりも、多くの量が肝臓で作られます。またコレステロールの働きも肝臓でコントロールされています。このことから、肝臓のトラブルが脂質異常症の原因となることがあります。 中性脂肪は、食事によって取り込んだエネルギーが余った場合に肝臓で合成される脂質で、皮下脂肪として蓄えられます。このため、運動不足やアルコールの過剰摂取などが中性脂肪の増加をもたらす原因となります。

内反捻挫 イラスト
★脂質異常症を発見・治療するには?

 脂質異常症は、健康診断や人間ドックで行なわれる血液検査で発見する必要があります。 脂質異常症であると診断された場合は、食事や運動といった生活習慣の見直しから治療が始まります。 生活習慣の見直しだけではコレステロールや中性脂肪の数値に十分な変化が現われない場合や、合併症の発症リスクが高い場合は、薬物療法が行なわれます。 厚生労働省の調査によると、日本の60歳代の割合では男女とも四人に一人に脂質異常症が疑われるといった結果になっています。 脂質異常症の疑いがあるときは放置せず、かかりつけの医師や生活習慣病の専門医にご相談ください。

【生活ほっとニュース~コロナ疲れ】

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化するなか、 精神面のトラブルを表わす「コロナ疲れ」という言葉をよく目にするようになりました。ウイルス感染の恐怖、 外出自粛による閉塞感、生活必需品が手に入りにくい不満、 仕事や収入面での将来不安・・・ これら様々な問題が「コロナ疲れ」の原因となっています。新型コロナウイルスの感染拡大の終息が見通すことができない現在、「コロナ疲れ」への対応は、ある程度の期間、無理のない方法で行なっていく必要があります。専門家は、今回のような事態に対して「悲しみや恐怖、 怒りを感じるのは当然」のこととしています。 そのうえで、不安になるような報道に接する時間を減らし、信穎できる人とより積極的に話すことを推奨しています。不安になるような報逍に接する時間を減らすには、信頼性の高い報道機関にのみアクセスするようにして、 時間を決めて情報収集することが大切です。信頼のおける人との会話に関しては、外出や人との接蝕を避けることが強く呼びかけられているため、なかなか難しいかもしれません。このため、メールやSNSといった文字を使ったコミュニケーションが重要になってきます。さらに(テレビ電話を含む )電話による会話を、これまで以上に取り入れてみるのもよいかと思われます。

資料提供:メディカルライフ教育出版