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いま知っておきたいこと~ 新型コロナウイルス感染症


新型コロナウイルスの感染拡大が連日大きく報道されるなか、多くの情報によって混乱を覚えている方もいらっしゃると思います。現在進行形の事例なので、状況によって変わることはあり得ますが、重要な点をいくつかまとめましたので、参考にしてください。

★新型コロナウイルスの特徴・症状は

 厚生労働省では、新型コロナウイルス感染症の特徴を「ウイルス性のかぜの一種」としています。 もちろんこれは、新型コロナウイルス感染症をかぜとみなして軽視してもよいということではありません。とくに、かぜ薬の有効性が確認できない現段階では、かぜと単純に同一視することは危険です。 ただし、かぜの一種ということで、とくに飛沫や接触による感染という点から、かぜの予防に効果がある対策(手洗いや消毒、せきエチケット、健康管理による免疫力の維持・増進)は有効と考えられます。 また、かぜをひいたときと身体の状態の違いを比較することで、いち早く新型コロナウイルス感染症に対応できるようになります。新型コロナウイルス感染症の症状としてはおもに、せきや、発熱のどの痛み、全身の倦怠感があげられています。こうした症状は、風邪の症状とよく似ています。違いとしては、風邪の場合は通常3~4日で症状が回復するのに対して、新型コロナウイルス感染症は症状が、1週間程度続くとされている点です。

★感染リスクを抑えるための行動

新型コロナウイルスの感染者の8割は比較的症状が軽く、症状がみられないケースもあります。その一方で、60歳以上の方や高血圧、糖尿病の方。さらには、循環器や慢性の呼吸器疾患、がんなどの持病のある方は、重症化のリスクが高くなっています。 新型コロナウイルスの感染力は、現在のところ。インフルエンザと同じくらいとされています。 こうしたなか、厚生労働省の専門家チームが、日本国内の感染者110人を対象にした詳細な分析調査によって、新たな事実が判明しました。それは、国内の感染者110名のうち、83人は誰にも感染を広げていないという点です。 さらに、二次感染が確認された27人のうち、感染した相手が一人に留まっているケースは半数以上でした。 そして、二人以上に感染が広かったケースは、11例。そのほとんどが、「屋内の閉ざされた環境」でした。 このうち「空気のとおりがよい環境」で四人以上に広がったケースはなく、「空気がよどみがちな環境」において二例、九人以上に感染が広がっています。 このことから、新型コロナウイルスの感染拡大には環境要因が大きく関わっていて、「屋内の閉ざされた、空気がよどみがちな環境」を避けることで、感染リスクを抑えることができるのではないかと専門家は指摘しています。

★かぜのような症状があるときは?

厚生労働省では、「現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザなどの心配があるときには通常と同様にかかりつけ医などに相談してほしい」としています。 新型コロナウイルス感染症の目安としては、「かぜの症状や37度5分以上の発熱が4日以上続いている」「解熱剤を飲み続けなければならない」「強いだるさや息苦しさがある」となっています。こうした方は、全国の都道府県にある『帰国者・接触者相談センター』に電話で相談してください。 また、「高齢者」「糖尿病、心不全、呼吸器疾患の基礎疾患がある人」「透析を受けている人」「免疫 抑制剤や抗がん剤を使用している人」「妊婦の方」は重症化のリスクが高いため、目安より早めに、症状が2日程度続く場合、『帰国者・接触者相談センター』に連絡するようにしてください。

【生活ほっとニュース】

新型コロナウィルスの感染大の影響で、手洗いの重要性があたらためて再認識されていま す。 ところで皆さんは、手洗いには、一般的な『日常的手洗い』と、医療や福祉の現場で行なわれる『衛生的手洗い』、手術のときに医師や看護師が行なう『手術時手洗い』の3種類あることをご 存じでしょうか? 新型コロナウィルス感染症予防には、ぜひとも『衛生的手洗い』を取り入れていきましょう。『衛生的手洗い』は、手洗いアルコール消毒の順で進めます。 手洗いは、
①水にぬらす
②石鹸を手に取って泡立てる
③手の甲を洗う
④指の間を洗う
⑤ウィルスや細菌が残りやすい「親指」を反対の手でくるんで回しなが ら洗う
⑥手のひらと指先を洗う
⑦手首を反対側の手でくるんで回しながら洗う
⑧しっかり洗い流す
⑨きれいに拭き取る。
繰り返し行なうことで、この手順を覚えるようにしましょう。 アルコール消毒は、ただ噴きかけるだけではなく、まんべんなくすり込むことが重要です。
①軽く指を曲げて消毒薬を手に受ける
②両手のひらを擦り合わせる
③指や指先に反対側の手のひらを使ってすり込む
④手の甲を反対側の手のひらですり込む
⑤両手の指を組み合わせて指の間にすり込む
⑥親指を反対の手でくるんですり込む
⑦手首の消毒も忘れずに
⑧消毒薬が乾燥するまですり込む。

資料提供:メディカルライフ教育出版