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前立腺がん


前立腺と前立腺がん

前立腺は、精子と卵子の受精を 助ける働きをする前立腺液を分泌 する器官です。前立腺は男性の生 殖器官にのみ存在します。このた め、前立腺がんになるのは男性だ けです。 この前立腺に「悪性の腫瘍」が できた状態が前立腺がんです。前 立腺がんの発生には男性ホルモン のバランス変化の影響が考えられ ています。 ちなみに、前立腺に「良性の腫 瘍」ができて前立腺が大きくなる 病気を前立腺肥大。前立腺肥大に よって尿漏れや頻尿といったさまざまな症状が起こることを前立腺 肥大症と呼びます。 前立腺に現われるこれら3つの 病気で特徴的な点は、前立腺肥犬 が前立腺肥犬症になることはあっ ても、前立腺肥犬や前立腺肥犬症 が前立腺がんになることはないと いうことです。

前立腺がん1
高い成果をあげるPSA検査

前立腺がんば、早斯発見できれ ば高い確率で寛解(完治とはいえ ないが、病状が治まった状態)が 可能です。 しかし、前立腺がんの初期段階 では自覚症状に乏しいため、がん が転移して腰や下肢に痛みが生じるようになってから受診するケー スが多く、死亡数増加の1因にも なっています。 前立腺がんを早期発見するため には、「PSA検査」を受けるこ とがもっとも有効な方法です。 PSA(前立腺特異抗原)とは 前立腺から分泌される糖たんぱく のことです。前立腺がんを発症す ると血液中のPSAが増加するた め、PSA値を調べることでがん の早期発見を行ないます。 PSA検査はスクリーニング検 査とよばれるむので、少量の血液 を採取する血液検査によって行わ れます。 前立腺がんの発症者はアメリカ やヨーロッパでは以前からとても多く、欧米では早くからPSA検 査が取り入れられてきました。 PSA検査の成果に関する報告 も行なわれていて、例えば、オー ストリアではPSA検査が開始さ れてから約20年で前立腺がんによ死亡率が60%以上の低下。アメ リカでは40%近い低下が報告され ています。

前立腺がん
PSA検査はどこで受けられるか?

前立腺がんば、40歳代までは発 症する人が少ないのに対して、50 歳を超える頃から患者数が急増し、 さらに年齢を重ねるごとにその数 は増えていきます。 こうした点を踏まえて、PSA 検査は1回や2回で終わらせるの ではなく、50歳を超えたら年に一 回、定期的に行なっていく必要が あります。 ところで、PSA検査を受ける にはどうすればよいのでしょうか? PSA検査を健康診断に取り入 れている自治体や健康保険組合が 増えています。ただ残念なことに、 すべての健康診断でPSA検査が 行なわれているわけではありません。 PSA検査を受けるもっとも簡 単な方法は、かかりつけの病医院 で検査することです。PSA検査 は、ほとんどの病医院で行なうこ とができます。ぜひ、かかりつけ の医師に相談してください。

資料提供:メディカルライフ教育出版