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冬の皮膚トラブル


毎日のお手入れでお悩み解消! 「空気の乾燥」と「寒さ」冬の特徴でもあるこれらは、皮膚にトラブルを起こす原因にもなっています。「まめな保湿」と「血行改善」この二つが冬に負けない皮膚を維持していくためのポイントです。

冬の皮膚トラブルをもたらす二つの原因

 寒い季節ーーー皮膚トラブルに大きな影響を与えるのが、湿度の低下による空気の乾燥です。空気が乾燥すると皮膚もカサカサした乾燥肌になりがちになります。 皮膚がカサカサした状態というのは、皮膚の表面の脂(皮脂)が減少し、細胞の層(角質層)に障害が起きている状態です。 角質層に障害が起きると、外部からの刺激が皮膚の内側の神経に及び、痒みとなります。 冬の皮膚トラブルには、寒さによって毛細血管が収縮し、血行不良が起こることも関係しています。毛細血管の血行不良は、皮膚に腫れや炎症をもたらし、皮膚のトラブルとなります。 皮膚の断面図

冬に多い皮膚の病気は?

◆皮脂欠乏性湿疹ーーー皮脂が減少して角質がはがれる。皮膚がサガサしたり、粉をふく。かゆみやひび割れによる痛みもある。 ◆あかぎれーーーひび割れが重症化した状態。腫れや深い亀裂が起こり、強い痛みを感じる。 ◆しもやけーーー代表的な冬の皮膚の疾患。寒さによる血行障害が原因。しもやけは重症化することがあり、早めに適切な処置を行なう必要がある。 ◆網状皮斑(もうじょうひはん)ーーー血行障害により網目のような紅斑ができる。ただし、血行障害の原因は寒さだけとは限らないため、何らかの病気が隠れていないか調べる。

皮膚のトラベル イラスト

冬の皮農トラブルの対処法は?

食器洗いにお湯を使用する方は、皮脂欠乏性湿疹やあかぎれに注意が必要です。お湯は、皮膚の表面から皮脂を奪ってしまうからです。食器洗いのあとは、しっかりと保湿するようにしましよう。また、お風呂に入ったあとは皮膚が乾燥しやすくなります。お風呂から出たら、20分以内に保湿するようにしてください。身体が冷えやすい方は、血行障害に気をつけてください。血行をよくする食材を取り入れた食事や運動習慣がポイントになります。

冬に悪化する慢性皮農疾患

アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬といった慢性の皮膚疾患では、冬に症状が悪化しやすいという患者さんもおられます。慢性の皮膚疾患の悪化にも、皮膚の乾燥と血行不良が大きく関係していることがあります。寒い時期は、まめな保湿と血行改善を心掛けて、継続的な治療を続けていくようにしましよう。

資料提供:メディカルライフ教育出版