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乳がん


2人に1人が、がんにかかるとされる昨今。乳がんに関しては、女性の9人に1人が罹患するといわれています。乳がんとはどのような病気な りでしょう。どうすれば早期に発見できるのでしょうか。

乳房組織図

●乳がんとは

 乳がんの9割は、乳房の乳管という管状の組織にしこり(腫瘍)ができるものです。 進行すると、乳房にできたがん細胞が、リンパ節や他の組織に転移をします。

●乳がんのセルフチェック

 乳がんは、自分でチェックできるがんです。医療機関での検診ももちろん必要ですが、まずはセルフチェックを月に一回ほど行なう習慣をつけると、さらに早期に異変に気付きやすくなります。異変に気付いたら、専門家のもとで、良性なのか悪性なのかの診断を受けることになります。 乳がんの症状というと、しこりが一番に浮かぶかもしれませんが、その他にもえくぼ状のへこみが見られたり、乳頭から血の混じった分泌物がでることもあります。 こうした異常が見られた場合は、 一刻も早く受診をしてください。

●乳がんの検査

  乳がんの検査は二種類あります。これらは乳がんの有無を確認するふるいわけの検査です。 ひとつは、[乳腺エコー検査]です。エコーとは超音波のことです。乳房に対して超音波を色いろな角度から当てることができ、画像の濃淡から異常を探すことができます。 もうひとつは、「マンモグラフィー検査」です。乳房に限定したX線検査になります。ご存知の方も多いかもしれませんが、胸に圧迫装置をあてて挟んで撮影するため、痛いと感じる人が多いものです。けれども、早期発見のために大切な検査ですので、定期的に受けましよう。 もし、胸のしこりが確認された場合は、良性か悪性の腫瘍かを調べる細胞診の検査を行います。

●進行度による治療

 治療の基本は手術療法になります。大きさが2センチ以内で、周囲に広がりのない早期の乳がんの場合は、局所的に患部を切除します。また、再発の予防として、放射線治療が併せて行なわれることがあります。進行している乳がんで手術が可能な場合は、術前に予め抗がん剤治療や放射線治療、ホルモン療法を行ない、がんを小さくしてから手術を行なうことがほとんどです。

●早期発見のために

 乳がんの早期発見のためには、検診はとても大切です。 毎年検査を受ける場合は、去年マンモグラフィーだったら、今年は超音波エコーというふうに、交互に受けるのかよいでしょう。

資料提供:メディカルライフ教育出版