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今年こそ禁煙しませんか?


4月に全面施行された「改正健康増進法」では、喫煙場所がさらに限定されました。近年はタバコの価格も上がり、「禁煙」の2文字が頭をよぎる方もいらっしゃるのではないでしょうか。身体の健康を考えて、今年こそ卒煙を目指してみませんか?

★改正健康増進法

タバコは嗜好品です。「白分が好きで吸っているのになぜ肩身の狭い思いをしなくてはならないんだろう」と思われる方も少なくないでしょう。 タバコの問題点は、たしなむ本人だけでなく、第三者の健康にも悪影響を及ぼすことにあります。いわゆる「受動喫煙」です。この受動喫煙から非喫煙者や未成年を守るために、これまでマナーとしてゆだねられていた部分をルールにしたのが改正健康増進法です。 改正健康増進法では、学校や病院などは原則敷地内禁煙、飲食店などは原則屋内禁煙(もしくは、喫煙スペース設置。そのスペースには20歳以下の従業員も入れない)など受動喫煙を防ぐための決まりが細かく定められています。 ※改正健康増進法に関する 厚生労働省ホームページ (https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/

★タバコの有害点

タバコの煙には3000種類もの化学物質が含まれているのをご存じでしょうか。そのなかの200~300種類は有害物質とされ猛毒も含まれています。 タバコには、喫煙者が吸い込む「主流煙」、喫煙者が吐きだす「呼出煙(こしゅつえん)」、そして夕バコの点火部からでる「副流煙」があります。 これらのなかで、有害物質を一番多く含んでいるのが副流煙です。つまり喫煙を望まない人が、一番有害な煙を吸ってしまうことになります。有害物質には発がん性物質も含まれています。 喫煙者は、どの煙も吸いますので、健康リスクはさらに高くなります。 これをタバコでないものに置き換えて想像してみてください。例えば、健康ドリンクのようなものに。いっときストレスが解消されたような気分を味わえるとしても、3000種類の化学物質、しかもそのI割は有害な成分が入っているものを1日何回も飲む気持ちになるでしょうか?このようにタバコを他のものに置き変えて考えると、改めてその有害さと卒煙の大切さをわかっていただけるのではと思います。 内反捻挫 イラスト

★卒煙に一歩踏み出そう

 喫煙により呼吸器系へのリスクは蓄積してゆきます。喫煙者に多いのは、「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」です。肺はぶどう状の肺胞によって構成されています。この肺胞の境が溶けてゆくことで、弾力性を失い、進行すると呼吸が困難になる病気です。その他、肺がんや生活習慣病のリスクが高まることもわかっています。 将来も健康でいる自分を思い描いて、卒煙に一歩踏みだしましょう。

★どのように禁煙するか?

タバコの主成分である二コチンには中毒性があります。タバコがやめられないのは、実は依存症になっている可能性が高いのです。 禁煙を始めると、二コチンの血中濃度が下がり、イライラ・眠気など禁断症状が出現します。ピークは3日程度ですから、そこが 最初のハードルとなります。そこを超えると、3週間程度で身体から二コチンが抜けるので、そこまでが頑張りどきです。 忙しい時期に始めると、ストレスがたまり挫折しやすくなるため、長期休暇からスタートするなどスケジュールを立ててください。

★禁断症状をどう乗り切るか

喫煙の習慣として多いのは、朝の起床時、仕事中(許可されている場合)、食後です。(※お酒の席でも喫煙がしやすくなるので、禁煙中は飲み会に参加しない) そうしたときに口寂しくなったり、イライラしたり禁断症状がでやすくなります。そんなときは、こんなことをしてみましょう。 ・深呼吸する ・軽いストレッチをする ・トイレに行く ・顔を洗う ・ガムを噛む ・飴や昆布を口に含む ・冷たい水や炭酸水を飲む ・好きなアロマの香りをかぐ これらを試してもつらい場合は、薬局で販売されている二コチンガムなどを試してみましょう。プログラムに沿って禁断症状がでたら、ガムを噛むを繰り返し、次第にガムの量を減らすという禁煙補助薬です。

★禁煙外来に行ってみよう

自分ひとりでの禁煙に自信がない場合は、「禁煙外来」を受診してみましょう。 専門家のサポートや薬の処方があるため、成功率も高くなります。健康保険が使えることもありますので、問い合わせてみてください。 思い切って挑戦することが、未来の健康につながります。ぜひ、禁煙を継続して卒煙してください。

資料提供:メディカルライフ教育出版