医療法人社団慈邦会 院長 石川清一

内科・外科・小児科・消化器内科

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2019年7月号


大人の発達障害

近年「大人の発達障害」という言葉をよく耳にするようになりました。 それは大人になり社会にでてから、他人とのコミュニケーションや仕事 の進め方などに困難を感じて深く悩むようになり、専門医を受診した結 果、実は「発達障害」だったというケースが増えているからです。発達 障害とは体どのようなものか是非知っていただきたいと思います。

脳の認知機能

脳の認知機能

発達障害は、先天性の脳の障 害です。まずは脳の働きついて 少しご説明します。 脳は、身体の様々な機能をつか さどる重要な器官です。例えば、
・目から得た映像を情報として 瞬時に分析し、自分がとるべき 行動をうながす。
・耳で聞きとった他人の言葉を 理解して返事をする。
こうした、身体の器官が得た 情報を受け取る→脳が判断し命令する→それに従って身体が何らかの反応をす、という一連 の流れを「認知」といいます。 また脳は領域ごとに細かく役割分担がされています。思考や感 情をつかさどる領域、言語をつか さどる領域、身体の動作をつかさ どる領域などなど・・・とても細かく 役割分担がなされているのです。

発達障害とは

発達障害は、脳の領域ごとの発達に差があり、これにより認知機能に偏りがあらわれる障害の総称です。発達障害に属する障害には、 次の図のようなものがあります。 脳に偏りがあらわれる障害の総称 です。発達障害に属する障害には、 次の図のようなものがあります。
<自閉症スペクトラム>自閉症とアスベルガー障害とい う名前は、聞いたことがある方も 多いと思います。最近は、この2 つの本質は同じだという考えから、 併せて自閉症スペクトラムと呼ば れることが多くなっています。 スベクトラムとは、境界があいまいで連続線上にあるといったこ とを意味します。2つの障害では、 いわゆる「三つ組みの障害」が特 徴的です。発達障害

三つ組みの障害】
1.人とうまく交流できない「社会性障害」
2.意思疎通を図ることが困難な 「社会的コミュニケーション障害」
3.同じことを繰り返すことに強 いこだわりがあり、非定型的な行 動を想定するのが困難な「想像力 の障害」
また、五感が鋭敏もしくは感じ にくい感覚の偏りIある種の音 については耳をふさぐほど聴覚が 敏感なのに、他の音は聞こえない。 痛みを感じないなども併せて 起こりやすくなります。

<ADHDとLD>
ADHDとは、注意欠如多動性 障害といい、「不注意」「多動性」 「衝動性」という3つの特微かあ ります。 子どもの頃は、授業に集中でき ず立ち歩いたり、忘れ物を繰り返 したり、考える前に行動してしま うといった行動であらわれます。 LDは、学習障害といい、全体 的な知的の発達に遅れは見られま せんが、読み・書き・計算(推 論)・話す・書く、のいずれかが 極端に苦手で、習得に困難をきた すものです。

大人になって発達障害に気づく理由

繰り返しますが、発達障害は、 生まれつきの脳の機能障害です。 育児過程での親御さんの愛情不足 やしつけの問題ではありません。 誤解からくる心ない言葉を気にする必要は全くありません。 また、大人になってから発症す ることはありません。ではなぜ大 人になって発達障害だったことに 気づくのでしょうか。 発達障害では、知的な遅れを伴 わず、一部の認知機能に偏りがみ られる場合もあります。その場合、 親御さんや周囲も気づかず、一部 の偏った行動に関して、「変なク セがある子だ」「忘れ物ばかりす るおっちょこちょいな子」といっ た性格の問題ととらえてしまい、 見過ごされてしまうことが少なく ありません。 その結果、大人になってから職 場など自立した行動が求められる 場で、「業務を円滑に進められな い」「頼まれたことをしばしば忘 れたり、忘れ物をしてしまう」 「人とのコミュニケーションが苦 痛で仕方ない」という問題に直面 し、孤立感や生きにくさを感じて 心療内科や精神科を受診した結果、 実は自分は「発達障害」だったと 知るケースが増えているのです。 たとえばこんなことが本人の悩みにつながる

大人の発達障害の診断

 発達障害の診断にはDSM-Ⅳ -TR(アメリカ精神医学会作 成)やICD-10(WHO)が用 いられますが、インターネットな どで自己判断することはおすすめ しません。 発達障害の診断は、非常にデリ ケートなもので、経験のある専門 医が、患者さんと家族を交えて、 大人になるまでの成育環境、現在 の本人の悩み、など様々な角度から聞き取りをして、総合的に判断 されるものです。もし今生きづら さを感じているという方は、早め に専門医を受診しましょう。 発達障害は、うつ病などのいわゆる心の病気とは異なるものです。 けれども悩みやストレスによりう つ病など二次障害を併発している 場合もあります。

周囲の人とともに「行きやすい」自分を探す

「発達障害」と診断された場合、 まずは自分の生きにくさの原因が わかってほっとする人もいると思 います。同時にこれからどうすれ ばよいかという不安も生まれるか もしれません。 診断をされた場合は、隠そうと せずに、家族や友人、とくに職場 の上司などに自分の状態、また発 達障害について知ってもらうこと が大切です。診断書などを提出 し、自分の現状について知って もらい職場で話し合えば、適性に 合った業務を検討してくれるで しょう。 医師以外に、身近にサポートし てくれる人がいない場合は、保健 所や各都道府県の発達障害支援セ ンターなどに相談してみましょう。 協力者が増えれば、自分の周囲を より「生きやすい」環境にするこ ともできるのです。

資料提供:メディカルライフ教育出版

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昭和59年の開設以来、30年にわたり「地域のかかりつけ医」として診療を続けております。当院では専門に限らず、あらゆる疾病の可能性を考えた「全身を診る」診療を、小児から高齢者まで行っております。 開院以来続けている土曜日の終日診療と日曜診療、また在宅診療や施設への定期往診も積極的に行っております。

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